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リスティング広告の予算消化ができない理由は?対策と予算消化の効率的な方法

リスティング広告の予算消化ができない理由は?対策と予算消化の効率的な方法

リスティング広告の予算が消化できず、悩んでいる方もいるでしょう。

予算消化ができない理由には、不適切なキーワード設定や、入札単価の低さなどが挙げられます。しかし、対策を講じることで、予算消化の効率化を図れるようになります。

本記事では、リスティング広告の予算消化ができない理由を中心に、対策と効率的に予算を消化する方法を解説します。また、株式会社NTTデータ・ウィズのデジタルマーケティングも紹介しているので、参考にしてみてください。

リスティング広告の予算消化には仕組みの理解が大切

リスティング広告の予算を消化するには、仕組みの理解が欠かせません。はじめに、リスティング広告の仕組みを確認しましょう。

リスティング広告は、検索エンジン(GoogleやYahoo!JAPAN)で検索した際に、検索結果ページに表示される広告です。検索連動型広告とも呼ばれ、ユーザーの検索キーワードに関連性が高い広告が表示される特徴があります。

表示されるリスティング広告はオークション形式で決まるため、競り負けると表示されません。落札できた場合は、広告ランクが高い順に表示されます。

広告ランク=入札単価×品質スコア(1-10段階)(+広告表示オプション+広告フォーマット)

なお、広告のオークションはユーザーが検索するたびに行なわれます。表示される広告や表示順位は常に変動することも押さえておきましょう。

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リスティング広告の予算消化ができない4つの理由

リスティング広告の予算消化ができない理由は大きく4つあります。

  • 広告ランクが低い
  • キーワード設定が適切でない
  • ターゲット設定が適切でない
  • リスティング広告の設定日予算が少ない

それぞれ具体的に解説します。

広告ランクが低い

前述のとおり、広告ランクが低いと広告の表示順位が下がります。当然、表示されないと予算消化はできません。広告ランクにはおもに入札単価と、広告の品質スコアが影響します。

入札単価が低い

入札単価とは、1クリックに対して支払える上限広告費で、「上限クリック単価」とも呼ばれます。入札単価が低いと広告ランクが下がり、予算が消化できなくなります。

また、オークションでも競り負けてしまうでしょう。

適切な入札単価は、業界やキーワードの人気度、時期、地域などで日々変化するため、定期的にチェックすることが重要です。

広告文の魅力が足りない

広告文に魅力が足りないと品質スコアを下げてしまい、広告ランクに影響します。

品質スコアは、広告文やランディングページの情報がユーザーのニーズを満たしていると判断されれば、高くなる仕組みです。もしスコアが低いようであれば、ユーザーが求めている情報を提供できていない可能性があります。広告文やランディングページの情報を改めて見直してみましょう。

ただし、広告スコアを上げることは簡単ではありません。広告スコアが極端に低くないのであれば、入札単価を調整するほうが手っ取り早く、効果的です。

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キーワード設定が適切でない

設定したキーワードの検索ボリュームが少なければ、広告の配信が停止されることがあります。ユーザーの検索ニーズに広告が関連していないと判断されるためです。

これは「キーワードサスペンド」と呼ばれる状態で、検索ボリュームが十分になるまで、広告が配信されません。検索ボリュームの少ないキーワードを設定するときは注意しましょう。

複数の単語を組み合わせたロングテールキーワードの場合は、一部を削除する、あるいは組み合わせを変えることで配信される可能性があります。

キーワードを追加する場合は、そのキーワードの必要性を考えたうえで行ないましょう。検索ボリュームが少ないからと闇雲に追加したり、人気のあるキーワードを設定したりすると競合が強く、入札単価が高くなってしまいます。

この場合、予算消化はできるかもしれません。しかし、競合が少ない場合と比較してクリック数が限定され、費用対効果で劣ります。

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ターゲット設定が適切でない

リスティング広告を配信するにあたり、ターゲット設定も重要です。設定しているターゲットが狭いと、広告の表示回数が少なくなって予算消化が難しくなります。

キーワードを増やしてターゲットを広げると予算消化はできますが、関心の薄いユーザーからのクリック数も増える可能性があります。コンバージョンにつながらず、予算が無駄になってしまうでしょう。

自社のビジネスに関係の薄いキーワードは避け、適切なキーワードを事前に調査する必要があります。

リスティング広告の設定日予算が少ない

リスティング広告は、設定した日予算内で広告を表示します。

日予算が少ないと広告が十分に表示されず、インプレッションやクリック数も減り、予算が消化されにくくなるでしょう。

ユーザーの需要があるにもかかわらず、広告表示やクリック数が制限されるのは避けたい状況です。機会損失とならないように、適切な日予算の設定が大切です。

リスティング広告の予算消化ができないときの対策4選

リスティング広告の予算消化ができない場合の対策も4つ解説します。

  • 広告ランクを上げる
  • キーワードの追加・見直しをする
  • ターゲットを再設定する
  • 適切な予算を設定する

具体的に見ていきましょう。

広告ランクを上げる

広告ランクを上げると表示順位を上げられます。そのためには、入札価格と品質スコアへのアプローチが有効です。

入札単価を上げる

入札単価を引き上げると、オークションで落札しやすくなります。また、広告ランクが上がり、表示されるリスティング広告も増やせるでしょう。

ただし、闇雲に入札価格を上げても消化する予算が成果につながりません。競合の入札単価を調査し、自社の入札単価を調整することで、効率的な広告表示ができます。

広告文やランディングページを改善して品質スコアを上げる

魅力的な広告文で品質スコアを上げることも改善策の一つです。キーワードと広告文、ランディングページの内容に関連性があるかも再度確認してみましょう。

そのほか、リスティング広告の関連性だけでなく、推定クリック率やランディングページの利便性も重要です。

推定クリック率

広告の表示回数に対して、ユーザーがクリックした回数の予測割合です。

推定クリック率を高めるには、商品やサービスの特徴を明確に伝える、ユーザーの悩みに対する解決策を示すなど、ユーザーの興味を引く広告文にすると効果的です。

ランディングページの利便性

広告クリック後のランディングページが、どの程度ユーザーが求めている情報を提供できるかを示します。

検索キーワードと内容に一貫性を持たせる、見やすいサイトにする、商品・サービス購入までの導線をわかりやすくするなどの方策で、ランディングページの利便性を上げると、広告ランクの改善へとつながります。

キーワードの追加・見直しをする

キーワードの追加や見直しで検索ボリュームを増やすと、ターゲットが広がり検索回数を増やせます。表示される広告も増え、予算消化につながるでしょう。

ただし、コンバージョンに結び付かないキーワードでは意味がありません。自社の利益となるキーワードを事前に調査することが必要です。競合が少なく、具体性のあるキーワードがおすすめです。

ターゲットを再設定する

設定しているターゲットが狭いと、いくらキーワードを追加しても効果は限定的です。ターゲットを広げることで、リスティング広告を表示できるキーワードの幅も広がります。

年齢や性別、地域など特定の条件で表示制限がある場合もあるため、見直してみるのもよいでしょう。

また、ターゲットを広げるときは、ユーザーによって広告を分けることもおすすめです。例えば、商品・サービスに関心はあるものの、購入意欲がそこまで高くないユーザーにコンバージョン狙いの広告を表示しても成果はあまり期待できません。その場合は、認知度を高めるための広告が望ましいでしょう。

目的を明確にしたうえで、それぞれに適した広告を表示することがポイントです。

適切な予算を設定する

予算消化ができないときは、予算進捗を確認してみてください。設定予算が少ないと、午前中に予算を使い切り、午後は広告表示ができないという可能性もあります。

機会損失を避けるためにも適切な予算設定は重要です。予算が足りないようであれば増額し、広告の表示回数を増やしましょう。

効率的な予算消化のためにやるべきこと

せっかく予算を消化するなら、効率性も意識したいところです。ここでは、効率良く予算消化をするためにやるべきことを5つ解説します。

インプレッションシェアを確認する

インプレッションシェアは、表示可能な広告のうち、実際に表示された広告が占める割合のことです。

広告ランクや予算に問題があるとインプレッションシェアが低くなります。コンバージョンとなる機会を逃している可能性もあるでしょう。

機会損失を避けるためにも、定期的にインプレッションシェアを確認してください。

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予算の消化状況を確認する

Google広告やYahoo!広告では、自社のアカウントから予算の消化状況を確認できます。

実際に消化された1日の予算に、30日(31日)をかけると月当たりのおおよその消化予算がわかります。広告の表示回数が少なく、予算消化が難しそうであればキーワードの追加や入札価格を上げるなどの対応で広告を表示しましょう。

逆に月の途中で予算を使い切ってしまうときは、日別予算を下げるといった形で対策します。

新しい配信方法を試してみる

Google広告やYahoo!広告は、キーワードごとに異なる広告にしたり、キャンペーンを使い分けたりと、目的に応じた設定が可能です。試していない設定は、少額からチャレンジするとよいでしょう。コンバージョンを狙えるようであれば、配信を強化することもできます。

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また、別媒体で試してみるのも選択肢の一つです。これは、媒体によって強みや特徴が異なるからです。例えば、Google広告では配信範囲を市町村単位でなく半径まで指定できます。あるいは、Yahoo!広告は中高年のパソコンユーザーが多いのに対してGoogle広告は比較的若いスマートフォンユーザーが多い、といった特徴があります。

配信したい商品・サービスに適した媒体を選択することで、予算の有効活用が可能です。

代理店に依頼する

自社運用でうまく予算消化できない場合は、代理店への依頼も検討しましょう。

効率的な予算消化には深い知見が必要ですが、日々の業務と並行しながら、知識を身に付けたり運用に時間を割いたりするのは大変です。

代理店への依頼は業務負担を減らせます。現況や目標を伝えれば、課題や改善策も示してくれるでしょう。

デジタルマーケティング広告の代理店としておすすめなのが、NTTデータ・ウィズです。広告によるプロモーションだけでなく、ユーザーの行動分析やWebサイト作成・改善、顧客育成までの一気通貫したサポートが強みです。自社運用でお悩みの方は検討してみてください。

リスティング広告以外も活用する

Web広告は、リスティング広告だけではありません。ディスプレイ広告やSNS広告、DSP広告、ネイティブ広告など、複数の種類があります。

リスティング広告とほかの広告ではCVRが異なることもあります。特徴や利用しているユーザーの層も異なるため、予算に余裕があったり、リスティング広告よりコンバージョンを狙いやすかったりする場合は、試してみるとよいでしょう。

リスティング広告だけで無理に予算を消化する必要はありません。ほかの広告も活用して、コンバージョンの最大化を狙うことが重要です。

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まとめ:効率的な予算消化で成果を上げよう

ユーザーの検索結果ページに表示されるリスティング広告は、オークション形式で決まり、表示順位には広告ランクが関与します。

リスティング広告の予算消化ができないときは、キーワードが不適切である、広告ランクが低いなどの理由が挙げられます。原因を考え、キーワードの再選定や入札単価を上げるなど、状況に応じて対策をしましょう。

また、効率的な予算消化のためには、インプレッションシェアの確認や、新しい配信方法を試すなどの方法もありますが、代理店に運用を依頼するのも選択肢の一つです。

代理店であれば、自社運用では気付けない課題や効果的なアプローチ方法を提案してくれます。

株式会社NTTデータ・ウィズは、デジタルマーケティング広告の代理店です。リスティング広告はもちろん、SNS広告やディスプレイ広告などの運用にも対応可能です。

お客様に寄り添ったサポートも強みで、案件契約継続率も80%以上。安心して相談できます。

リスティング広告の運用や、デジタルマーケティングにお悩みの方はぜひ、ご検討ください。

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